2010年03月07日

クレメンティ:ソナチネ7番op.36-1

クレメンティ(M.Clementi):ソナチネ7番 op.36-1
(「ソナチネアルバム1」より)


 ブルクミュラー25の練習曲を終えて、ソナチネアルバムに進みます。まずは7番。第1楽章はNHK教育「クインテット」のコンサートでも演奏されました。途中のアキラさんのピアノソロ部分に見入ってしまいます。

【第1楽章】
・第1回録音 2009年7月録音

 聴くとハ長調の楽しい朗らかな作品、楽譜も見たところそんなに難しそうでもない…のに、いざ弾いてみると難しい。
 自分の出している音がストレートに、そのまま表現されているように感じる。弾いたそのままの音色が出てしまう。つまり、丁寧に弾けば丁寧な音が出るけれども、演奏が雑だったり、譜読み・解釈が適当だったりすると、それがそのまま音色に表れてしまう。ごまかしようがない。とても正直だ。ソナチネは、「音」をいかに美しく丁寧に演奏するかがポイントになってくるのではないかと思った。ひとつひとつの「音」を大事に、丁寧に奏で、「曲」というひとつのまとまりに仕上げていくことが求められる。スタッカートやスケールといった単純なものばかりなのだが、気を抜くと乱雑になってしまう。シンプルだからこそ、音のひとつひとつに気を配る必要がある。

 ここから、第1楽章苦戦の茨の道が始まったのでした…。

・第2回録音 2010年2月録音

第1回録音から、半年も経っています…。そのくらい苦戦しました。しかし、聴くと全然指が回っていない。滑ってばかりいる。…この作品、本当に難しいです。


【第2楽章】
 まず、この第2楽章にはトリルが出てくる。トリルのある作品に取り組むのは今回が初めて。なので、トリルの3箇所を抜粋して練習した録音を。
・第2楽章 トリル部分抜粋


・第1回録音 2009年12月録音

第1楽章よりは弾きやすいと感じました。でも、トリルが難しいです。あと、スラーのつなぎ。どこで区切るかを変えると、ぜんぜん違うものになってしまう。休符もしっかり休むことが大事なんだと感じました。

・第2回録音 2010年1月録音

 伸びやかに歌えるようになって来ました。いいなぁ、この第2楽章。


【第3楽章】
 この第3楽章も、第1楽章よりも弾きやすいと感じました。何なんだ、あの第1楽章は(汗)

 2つの主題を繰り返すというシンプルな構造なのに、強弱やメロディーのちょっとした違いで曲の流れに変化が生まれる。面白いものだなと思います。課題は、左手の指遣い。3拍子系で、「ドミソドミソ…」という伴奏の場合、5・3・1という指遣いがお決まりのはず。ところが、この第3楽章では、4・2・1。慣れるまでは「お決まりの左手伴奏の指遣い」ではない指遣いに戸惑いました。また、主題と主題のつなぎがスムーズにいかないと、この曲の魅力が出ないことも課題です。

・第3楽章 第1回録音 2010年3月録音

 スタインウェイのフルコンサートグランドピアノを使用しました。
 テンポは遅めです。vivace(ヴィヴァーチェ)=速く,生き生きと、との指示がありますが、遅めに弾いています。この速さでも、私は好きなのですが、楽譜の指示通りに演奏できるようにならないと。シンプルな曲ですが、この微妙に変化するメロディーに惹かれます。


 ソナチネの最初となる7番でしたが、ソナチネの難しさを実感しました。次はクーラウの4番op.55-1に進みます。7番は、またおさらい、出直しリベンジしたいです。特に第1楽章はこのままで終わらせられない!
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2009年12月31日

web拍手メッセージお返事 2009

 web拍手でいただいたメッセージへのお返事、2009年分です。

2009.9.22
>さちさん
 拍手とコメントをありがとうございます。
 「数学ガール」、原作もコミック版も面白いですよ。数学がお好き・お得意ならもちろん、数学は苦手…と感じていらっしゃっても、ストーリーだけでも楽しめます。複雑な数式も数字や文字だけで何かを表現している…と考えると、とても不思議で興味深く感じます。
 さちさんはヴァイオリンを演奏されるのですね。弦楽器、いいですね。鍵盤楽器とは違う仕組み、音色に興味があり、一度でいいから弾けたらなと思っています。ピアノを再開してもう5年になるんだ…とさちさんからのメッセージを読んでいて感じました。今、ピアノでかなり大きな壁にぶち当たっていますが、まだ 5年。音楽はもっと深く長く付き合える。元気が出てきました。ありがとうございます。
 癒されたなんて嬉しいです。好き勝手に語っているブログですが、ご愛顧いただければ嬉しいです。どうもありがとうございます。


2009.8.1
>tp-kさん
 拍手とコメントをありがとうございます。こちらこそメールありがとうございました。
 心と感動のハードル…なるほど。確かに、そのハードルを高くする…見栄を張ったり、ハードルを高くする以外にも「もう知っているからどうでもいい」と聴く前から無関心になってみたりすると、色々なものを見過ごしてしまうような気がします。柔軟な心で物事を見て、音楽も聴いていきたいなぁと感じています。
ただ、感動したはいいけどそれを言葉にするのは難しいですね。特に音楽は、言葉にならないことが多いです。無理に言葉にしなくてもいいか…と思いつつも、言葉にしたいと思うもどかしさを、よく感じます。
 どうもありがとうございます。


2009.7.7
>efさん
 拍手とコメントをありがとうございます。
 私も未だ、このような満天の星空ときれいな天の川を見たことがありません。この画像も自分で撮影したものではありません、残念ながら…。
 いつかこんな満天の星空を見てみたいと思っています。私の地域では山のほうに行けば、結構きれいに見られるらしいです。ちなみに、以前天文関係の方とお話した時、オーストラリアでは天の川の光で影が出来るらしいです。凄いですよね。そんな凄い星空も見てみたいものです。


2009.5.19
>kikiさん
 拍手とコメントをありがとうございます。
 娘さんは「スティリアの女」を練習中なんですね。ブルグ25の中でも特に好きな曲のひとつです。楽しい、素敵な演奏になるといいですね!
お聴きくださりありがとうございます。またのご訪問、お待ちしておりますm(_ _)m


2009.4.16
>さっぽさん
 拍手とコメントをありがとうございます。お返事が遅れましてごめんなさい。
さっぽさんも、本と音楽がお好きなんですね。私のブログを楽しんでくださったようで、とても嬉しいです。こちらこそありがとうございます。
 もしよろしければ、またコメント等お待ちしておりますね。


2009.3.5
>はるりんさん
 拍手とコメントをありがとうございます。
 絵を描くのは好きです。ピアノと同じで、あまり上手くは無いけれど好きです。これまでの作品は、「イラスト・落描き」カテゴリ、もしくは「イラスト」タグで一気に見られるのでよろしければどうぞ。
 今回はパソコンで描きましたが、鉛筆&色鉛筆で描くのが一番好きですし、自分でも描きやすいと感じています。デジタルもいいけど、やっぱりアナログからは離れられません。


2009.2.21
>グミさん
 拍手とコメントをありがとうございます。
 自分では、楽曲読解(アナリーゼ)がじっくり出来るほどの知識も、楽譜の読み込みも足りないなと感じています。まだ私は入り口に立ったばかりなのですが、音楽の世界はとても奥が深いなと思います。この音楽の魅力・面白さを、じっくり読み込むこと、広い視点から見ることでもっと味わえたらと思います。
 励ましのお言葉、とても嬉しいです。ありがとうございます。またいらしてくださいね。


2009.2.16
>ジャスミンさん
 いつもありがとうございます。
 イラストで喜んでいただけて嬉しいです。モモちゃんとチー坊くんにも。とても嬉しいです。また新作を描く予定でいるので、出来たらアップしますね。
 リンクは、いつ報告されても構いませんよ。こちらこそ、ご紹介くださってありがとうございます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。


2009.2.4
>ジャスミンさん
 いつも拍手とコメントをありがとうございます。
 NHK時計、雰囲気がいいですよね。懐かしくもあるし、デザインも気に入っています。どんどんブログ等で情報交換していきましょうね。

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2009年08月09日

テレマン:リゴドン

テレマン(G.P.Telemann):リゴドン

「プレ・インベンション」より第15曲。
音が雑に、荒っぽくならないように丁寧に演奏することが求められる曲。ターンのような16部音符に苦戦しました。


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ブルクミュラー25の練習曲 6:進歩

ブルグミュラー(F.Burgmüller):「25の練習曲」op.100 より
第6曲「進歩」 op.100-6


 スケールの練習曲。でも、スケールだけでなく後半の不思議な両手での追いかけっこも面白い。この曲をCDで聴いたり、弾いてみて小さな兵隊さんの行進をイメージした。兵隊さんごっこをしている子どもたち。全音の楽譜では「進歩」と訳されていたのに対して、音友の楽譜は「前進」。そこからもイメージしました。

・2009年8月録音


 後半部分の左右の追いかけっこが本当に楽しい。イメージを持つのもいいが、この追いかけっことその音の響きを純粋に楽しむ、それだけでもいいと感じてもいます。
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2009年05月08日

ブルクミュラー25の練習曲 25:貴婦人の乗馬

ブルグミュラー(F.Burgmüller):「25の練習曲」op.100 より
第25曲「貴婦人の乗馬」 op.100-25


 ついに最後、25曲目。「貴婦人の乗馬」です。この曲もNHK教育「クインテット」のコンサートで演奏され、演奏したい、目標としていた曲。ブルグ25の最後、気合が入ります。

 当初、目標は颯爽とりりしく、優雅な貴婦人のイメージでした。しかし、演奏するうちに馬に乗って森や丘陵地をのんびりピクニックしているような情景がイメージできたので、そのイメージで演奏しました。指定速度よりも少し遅めです。音域の広さとスケールの多さに苦戦しましたが、練習していてとても楽しかったです。

・第1回録音 2009年5月

 33小節目から苦戦してます。

・第2回録音 2009年6月

 テンポを上げてきました。

・第3回録音

 テンポを落として、のんびりしているけど軽快さを出そうと演奏。途中でコケてる…。

・第4回録音(完成版)

 テンポを上げないと、凛としている感じにも聴こえます。

・完成後のブログ記事:のんびりピクニック「貴婦人の乗馬」(2009.6.9)
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2009年04月12日

ブルクミュラー25の練習曲 5:無邪気

ブルグミュラー(F.Burgmüller):「25の練習曲」op.100 より
第5曲「無邪気」 op.100-5


 スケールの練習曲。スケールを滑らかに演奏することもそうだが、後半の飛び跳ねるようなスタッカートがベタベタになって、非常に野暮ったい。初めて演奏した時はそんなに難しい曲だとは思わなかったのだが、おさらいで苦戦しました。
 何度も練習していて、この作品はヴァイオリンなどの弦楽器の響きだなと感じた。メロディーはヴァイオリン。伴奏はヴィオラやチェロ。弦楽四重奏?そんな感じで弾いてみた。

・2009年4月録音

 やっぱりスケールがはっきりきれいに揃っていないなぁ。練習前にこの曲で準備運動をするのもいいかもしれない。
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2009年02月25日

テレマン:ジグ

テレマン(G.P.Telemann):ジグ

 「プレ・インベンション」より第13曲。テレマン作品は、木管楽器をイメージします。元々テレマン作品は、木管によるものが多い。フルートがメロディーで、左手部分はファゴットやチェンバロ。テレマンの時代に流行した"トリオ・ソナタ"風かもしれない。トリオ・ソナタは、2つの旋律楽器と1つの通奏低音で編成されているが、テレマンの作品には旋律楽器+チェンバロ+通奏低音という編成もあったという。

・ver.1 2009年2月録音


・ver.2 2009年3月録音


スタッカート部分は軽快に、でもテヌート部分は落ち着いて。その2面性に苦労しました。
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