2008年07月21日

グリーグ:叙情小曲集第1集op.12 より「アリエッタ」

グリーグ(E.Grieg):抒情小曲集 第1集 op.12(Lyric Pieces Book.1 op.12)
第1曲:アリエッタ(Arietta)op.12-1


 グリーグが生涯書き続けたピアノ曲集「抒情小曲集」の一番最初の曲です。
 「アリエッタ」=小さなアリアというタイトルの通り、23小節、演奏時間1分弱のとても短い曲です。しかし、そのさりげなく、ささやかな作品の中にはそれ以上の美しさと演奏上の難しさが詰まっていると感じています。


・伴奏だけmp3を作ってみた。

 シューマン「見知らぬ国々」と同じように、3つのパートに分かれるこの曲。伴奏がよくわからなかったので、mp3を作ってみた。ご自由にお使いください。

・伴奏だけ練習

 上のmp3を参考に、伴奏だけ練習。しかし、なかなかアルトパートがつかめません。

 この後、両手での練習も始めるのですが、なかなか進まない(サボっていたという理由もあり)。特に指使い。ぎりぎり届く8度に苦しんだり、ややこしい指使いをなかなか覚えられなかったり。そのあたりの練習記録はこちら。
サボりのツケは恐ろしい(2008.3.20)
続・サボりのツケは恐ろしい(2008.4.14)
「気がかり」うんざり(2008.4.24)


・全パート12小節目まで

 3つのパートをあわせられるようになってきたので、合わせて弾いてみた。しかし、まだ音と指使いが覚えられておらず、曲の流れもブツ切れのため、12小節目まででダウン。23小節しかないはずなのに、何故こんなに覚えられないのだろう…。特に苦戦しているのが7小節目あたり。右手がいっぱいいっぱいです。
音から情景を描け(2008.5.16)


・第1回録音 2008年5月録音

3つのパートを合わせて、通してようやく弾けるようになりました。しかし、右手がいっぱいいっぱいの7小節目、指使いがややこしくなる17〜19小節目に苦戦。ペダルを入れると音が濁ってしまうので、ペダルは入れていません。ペダル無しでもこの曲の優しさ。柔らかさを出せるようにしないと。

・第2回録音

・第3回録音

どちらも2008年7月録音。
自分用に録音したり、動画を撮ってみたりして反復練習。ようやくメロディーを歌うことを意識できるようになってきました。メロディーやアルトの「動く」部分、バスや10小節目、12小節目の和音など沈んで落ち着く部分。これらの対比を出したいと考え始めた。
 もう一つ、曲の流れの中での「呼吸」。歌と同じで、この曲は「呼吸」する、息継ぎもポイントになるのではないかと。メロディーとメロディー、小節と小節の「間」も大事。テンポの揺らし方を、CDや動画サイトの演奏を幾つも聴きながら検討。
・このころの練習記録:静と動の「アリエッタ」(2008.7.14)

・完結編

 練習開始から8ヶ月。ようやくこの曲を仕上げることが出来ました。この録音の時、ピアノはスタインウェイのフルコンサートピアノを使うことが出来たのですが、ピアノの優しい、柔らかい音色がこの曲にぴったりで、気持ちよく演奏することが出来ました。
 演奏に関して、もっとこうしたい、ああしたいと思うことはあります。アルト部分をもっと柔らかく、優しくおとなしく弾けないかとか、もっとテンポを揺らしてもよかった等々。反省はいくらでも出てきます。ただ、私にとって、この曲を演奏するのはこれが最後ではない。ここからがスタートだと思う。演奏1回1回ごとに積み重ねていけたら。完全に満足できなくても、ひとつでもよかったと思う演奏をしていけたら。そう感じました。
・この時の録音に関して詳しくは:アリエッタ完結編(2008.7.22)

動画もあります
Grieg:Lyric Pieces "arietta" op.12-1


posted by 遼(halca-kaukana) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | グリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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